【読書】Think Smart - そろそろ年収1000万を捨てる僕

どうも、こんにちは。
平凡サラリーマンのma-kunです。

今回のテーマは【読書】
Think　Smart（シンク　スマート）です。
前回のThink clearly（シンク　クリアリー）の続編です。

著者はロルフ・ドベリさん
今回も52の章で構成されています。
また52も？長くない？前回の何が違うの？
一瞬僕もこう思いました。表紙も似ていてますし、
1年も経たず続編？前回の52章で足りなのかい？

そんな、気持ちでとりあえず読んでみました。
結論「Think clearly」とは視点が違いました。
Think clearlyが「幸福になる思考法52個」に対して、

Think Smartは「不幸を避ける方法52個」と言うこと。
ん？意味わかない？どう違う？
こうである。

幸福になる方法は確かに方法論がありそうだし、
それに従って幸福になりたい人が読めば
もしかしたら幸福になれるかもしれない。

しかし、幸福になる方法よりも
「幸福にならない」方法はみんな知っているはず、
こうすれば損するとか、こうしたらダメになるとか。
今回はそんな幸福にならない方法を
52章で語る本である。

前回とは発想が逆なのである。

その中でも注目したい５つをご紹介します。

1.はじめに
2.比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ
3.現状維持を選んでしまうわけ
4.自分よりも優秀な人を採用したほうがいいわけ
5.拾ったお金と貯めたお金で扱い方が変わるわけ
結論

1.はじめに

ここがこの本の結論です。

ローマ教皇がミケランジェロに尋ねた。

「あなたはどのようにして
ダビデ像を作り上げたのですか？」

ミケランジェロはこう答えた。
「とても簡単です。
ダビデではないものを、すべて排除したのです。」

私たちは
「確実に成功する方法や幸福になる方法はわからない」が
「何が私たちの成功や幸福を台無しにするか」は、
はっきりとわかる。

「幸福」を手に入れるのではなく「不幸」を避ける。

ミケランジェロのさらに以前、
アリストテレスもこう言っている
「賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではなく、
不幸を避けることだ」

同じこと言っていますね。思考法＝哲学なんですね。

昔の人は賢いとはよく言ったもので、
全ては過去に学べることなんですね。

これがこの本にはじめにであり、
結論です。では終わり。
としたいですが、もう少しお付き合いください。

2.比較しすぎると、いい決断ができなくなってしまうわけ

【決断疲れ】

会社でプレゼンの時間は何時がいいか？
①午前8時、②午後1時、③午後6時
答えは①、経営者やCEOなどは日に何度も決断を
する。いわゆる決断の連続が仕事。
統計的に早い時間帯の決断ほどいい内容だと言う。

そして北欧の家具屋IKEAを思い出して欲しい。
中間に必ずレストランが設けられ、スウェーデンの
珍しい食事やデザートを割安に味わえる。

私たちは比較し、吟味し、決断すると
疲労困憊してしまうのだ。
これを「決断疲れ」と呼ぶ。
この状態は危険で、広告に惑わされたり
衝動買いや色っぽい惑わされやすくなる。
血糖値が下がりすぎると決断力が弱まる。
だから、IKEAでは途中の食事で血糖値を
あげて、いい決断を引き続きしてもらう
ためにレストランがあるのだ。

3.現状維持を選んでしまうわけ

【デフォルト効果】

高級レストランでハウスワインを選んだり、
iPhoneの設定を変えずに使ったり、
車の購入時パンフレットのカラーを選んだりすること。
多いと思います。と言うかほぼそうしている人が大半。

これには理由があります。
「現状維持」を好むのは、ただ単にそのほうが楽だからでなはく、
「損失回避」傾向のせいである。

得をすることよりも、損失をこうむることを
避けようとする心理が働くのだ。

4.自分よりも優秀な人を採用したほうがいいわけ

【社会的比較バイアス】

社会的比較バイアスとは？
自分より優位に立つかもしれない人を推すのを嫌がる傾向
のことである。
会社の面接で自分より優れた人材を採用する会社は大きなり、
自分より能力の低い人材を採用し続けた会社は潰れた。
と言う例え話。
結論、自分より優れた才能を持った人を支援しよう。
優れた人材は遅かれ早かれ自分を追い抜いていく。
邪魔して損せず、彼らから学んだ方がいい。